定期検査について

 業務(取引または証明)に使用する「はかり」は,「検定証印」または「基準適合証印」が付されているものを使用し,2年に1度「定期検査」を受けるよう計量法で義務付けられています。
 当協会は広島県,広島市,呉市,福山市より指定を受けた指定定期検査機関であり,県・市からの受託により広島県内全域で定期検査を実施しています。

定期検査の対象となるはかり
 
商店などで販売などのために計量するはかりのほか,病院・学校などで体重測定に使用するはかりなど,取引や証明に使用されるはかりです。家庭で自分の健康管理のために体重を測ったり料理の材料を計るためのはかりなどは定期検査の対象外です。

 (検査の対象となる「はかり」に付されている検定証印等)
     

 (家庭用の「はかり」に付されている技術基準適合証印)
                   

検査の周期
 
2年に一度です。

検査の受検方式

集合検査

 各市町内の会場(公民館や市役所など)で行われる検査です。原則として,小型はかり(はかることができる重さが1t未満の「はかり」)の検査はこの形で行われます。なお,広島市については当協会がはかりの所在場所に伺い検査を行います。

  今年の検査会場については, こちら から検索してください。

所在場所検査
 はかりの台数が非常に多い場合や,自動包装装置付機等持ち運ぶことのできないはかりや大型のはかり(能力が1t以上のはかり)がある場合に,「
はかり」が設置されている場所で受けることのできる検査です。

 所在場所検査の場合,条例で定められている手数料のほか,次の費用が必要になります。

  小型はかり(能力1t未満のはかり)・・・市町別に協会が定める費用

  大型はかり(能力1t以上のはかり)・・・読み替えひょう量1t×1,700円(税別)
   ※読み替えひょう量は次の計算で行います。
    ひょう量10t未満 → ひょう量 × 3/4(計算結果が1t未満の場合は1t)
    ひょう量10t以上 → ひょう量 × 3/5(計算結果が8t未満の場合は8t)
    (読み替えひょう量26t超の場合は,上記費用のほか別途分銅運搬経費が追加で必要になります。)   

代検査
 
県・特定市(広島市,呉市,福山市)・指定定期検査機関(当協会)が行う検査のほかに,国家資格を持ちそれぞれの管轄行政区域に届出をしている計量士が行う検査があります。詳しくは代検査制度のページをご覧ください。

検査の流れ

集合検査の場合
 
1 県・市町・計量協会で会場や日程などを協議のうえ,県報などで検査の会場と日程を告示
 2 県・市町より検査対象者の情報を受領し,計量協会より受検者に,実施日・会場をハガキで通知
 3 計量協会が各会場で検査を実施
 4 検査を受けておられない受検者に対し,計量協会より再度通知
 5 計量協会より県・特定市に最終的な受検状況を報告

所在場所検査の場合
 
1 受検者より申請書を計量協会に提出
 2 申請に基づき計量協会が検査日程を計画し,事前通知を行ったうえで検査を実施
 3 計量協会より県・特定市に最終的な受検状況を報告